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薬物への応用
I. オイル及びエキスの粉末化
A. 煮亜麻仁油含有錠
油状薬物は、製剤面において流動性のよい粉体に粉末化することが課題です。粉末化が出来た場 合でも、カプセルまたは錠剤剤形に加工することは、更に大きな課題です。油の吸着は、粉体の流動性、圧縮成形性に影響を及ぼし、低品質の錠剤になる可能性があります。油状物質として煮亜麻仁油を用い、フジカリン®や他の市販DCPAに吸着・粉末化し、錠剤性能を比較しました。フジカリン®は非常に低い成形圧で最適な錠剤硬度である80-100Nを達成し、優れた圧縮成形性を示しました。
各成形圧におけるフジカリン®と他の市販DCPAの錠剤硬度(ø11.3mm、600mg/錠)
B.ビタミンE錠
ビタミンEはA、D、Kと同様、脂溶性ビタミンです。外見は油状であり、トコフェロールまたはトコトリエノールのいずれかの形で存在します。3-図2に示す実験は、12.5gのビタミンEを同量のエタノールで希釈し、よく混合してから83.5gのフジカリン®または他のグレードのDCPAに吸着・粉末化し、50℃で一晩乾燥させ、錠剤評価を行ったものです。フジカリン®は、200~500kgfという低成形圧で十分な錠剤硬度(80~100N)を持つ高品質なビタミンE錠を生成しますが、他のDCPAでは最適硬度の80~100Nを達成するため、より大きな力で圧縮する必要があります。
ビタミンE吸着後の錠剤硬度-他のDCPAとの比較
12.5%ビタミンE吸着後の粉体特性-他のDCPAとの比較データ
*Carr値は関連する指標のポイントを加算して計算した。値が高いほど粉体流動性が優れていることを示す(参考:Carr, R. L., Chem. Eng., 72(3), 163-168, 1965)。 フジカリン®の粉体特性は、ビタミンE吸着後の方がより良好な値を示しました。Carr値が優れていることは、フジカリン®は他のDCPAと比較し、ビタミンEのような油状活性物質を粉体流動性の高い粉体に効率よく粉末化する事が可能であることを実証しています。
テクニカルライブラリーを参照下さい。
II. 活性成分の混合と含量均一性
A. 2種類の粒子径のアセトアミノフェンの混合
2種類の粒子径のアセトアミノフェンを2種類の混合機により混合し、含量均一性を検討しました。フジカリン®の混合特性
方法
- 上記処方の物質をV型混合機(Twinshell混合機)または高撹拌断混合造粒機により混合する。
- 設定した間隔で試料採取する。
- 混合した粉体をロータリー式打錠機で圧縮成形する。
- 0時間、2.5時間、5時間で試料採取する。
異なる粒子径を持つアセトアミノフェンの高速混合
V型混合機
高撹拌断混合造粒機
B. アセトアミノフェン微粉末の混合
微粉化された薬物は凝集性が強く、混合時に分離する傾向があります。アセトアミノフェン錠は、フジカリン®および他の3種類のDCPAとの直打により調製しました。アセトアミノフェン(14µm)微粉末とDCPAは、2LのV型低混合機で30分混合しました。
フジカリン®は他のDCPAと比較し、容易に混合できるという特徴を
示しました。